Wasserwerk Zell
ヴァッサーヴェルク・ツェルは、ドイツのツェル・アム・マインで、オーベルツェル修道院とマイン川の近くに立つ水道施設です。1899年から1902年に建てられた主館は、切妻屋根を載せた平屋の堅牢な建物です。1899年のメダリオン状の屋根飾りと、細かな石造装飾が外観を特徴づけています。
この施設は、深井戸と3本の導水トンネルから地下水を集め、ツェル・アム・マインとヴュルツブルクへ飲料水を送ります。1900年から1912年に造られたノルベルティヌスハイム導水トンネルは、合計約1700メートルに及び、150を超える泉を取り込んでいます。泉の水は重力で吸水槽へ流れ、塩素消毒の後、4基の活性炭フィルターを通ります。
周囲には約8平方キロメートルの飲料水保護区域が広がり、危険物の輸送などが制限されています。約35年前に始まった環境保全によって、集約農地の一部は粗放的な草地へ変わり、バイエルン州レッドリスト掲載の植物42種が生育する石灰質草原が生まれました。産業遺産としての建築と、150以上の泉を守る自然環境が、ここでひとつに結びついています。
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