Lourdes-Kapelle
ルルド礼拝堂(Lourdes-Kapelle)は、ドイツのオーンザングの森に寄り添う小さな建築です。控えめな規模と整った輪郭に、細やかなネオルネサンス様式の意匠が現れています。小さな扉と、壁面に続く窓のリズムが、近づいて眺めたい風景をつくります。
この礼拝堂は、セヴェリーナ・ハウフ夫人が一八八九年に建設資金を寄付して生まれました。約一年の工事を経て、一八九〇年十月二十日にカプチン会士が献堂しています。一八九一年には画家モーリッツ・シュミットが天井画を描きましたが、その作品は残らず、後に取り除かれました。道沿いには一八九四年、後に司教となるフランツ・アントン・フォン・ヘンレ大聖堂参事会員の立ち会いで、十字架の道行きが設けられました。
一九一四年には周囲の公園が計画され、市から千本のブナの苗木が提供されています。公園は一九二一年の地籍図に姿を見せ、礼拝堂は一九八二年から一九八三年四月まで修復されました。現在も昇天祭の野外礼拝で人々が集う場所として、森のそばに佇んでいます。
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