Jan van den Doem (Jan van Henegouwen)
ヤン・ファン・デン・ドーム(ヤン・ファン・エノーウェン)は、オランダのユトレヒトにあるドム教会の回廊庭園で見られる彫刻です。ポール・グレゴワールが一九七〇年に制作し、長方形の台座に立つ男性像を貝殻石灰岩で表現しています。像は上を見上げ、左手に建築家の道具である下げ振りを持っています。
右肩には女性の頭を持つ鳥がとまり、足元にはビーバーが置かれています。下げ振りはドム塔の建設に携わった建築家としての役割を示し、ビーバーは自然の中で建物をつくる力を表します。女性の頭を持つ鳥は、建築における創造的な着想を象徴しています。ヤン・ファン・デン・ドームは、ドム教会の三人の棟梁の一人で、ドム塔の建設を一三二一年に始め、一三八二年に完成させた人物とされています。
一九七九年から一九八八年までのドム教会修復中、彫刻は保管されましたが、一九八九年三月二十二日に庭園へ戻されました。頭上を見つめる人物像と、肩の鳥、足元のビーバーが、技術と自然、創造力を一つの姿に結びつけています。
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