Fort-Carré
フォール・カレは、フランスのアンティーブに築かれた、16世紀の星形要塞です。アンリ2世の命令で建設されました。
要塞は海抜約26メートルの岬に立ち、フランスとサヴォワ公国の境界を監視しました。1565年、アンリ3世が4つの矢じり形の稜堡を加え、要塞は「カレ」の名に通じる姿を整えました。
建設には約25年を要し、1585年には16門の大砲に対応する設計へ改められました。入口には三角形の突出部、重い木製扉、細い橋があり、内部には士官と兵士の兵舎が残ります。
17世紀後半には、軍事技師ヴォーバンが防御を見直しました。彼は稜堡を花崗岩で補強し、胸壁や砲眼、外壁にも改修を加えました。
高さ43メートルの城壁上の通路は要塞を囲み、アンティーブと海の景色を見渡せます。周囲には約4ヘクタールの保護庭園が広がり、地中海の植物と野生生物を見られます。
フォール・カレは1906年に歴史的建造物として登録されました。フランス革命期には、ナポレオン・ボナパルトが1794年に約10日間収監されています。1983年のジェームズ・ボンド映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』では、悪役の要塞として登場しました。
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